健康情報 ⇒ ブランドマジック
薬には強烈なブランドパワーがあります。
また、CMなどによりメーカー自体もブランド化している様子。
ブランド力があるということは、「信頼されている」 ということ。
で、どうやって信頼を勝ち得たか、と考えると、
メーカーさんが地道に一軒一軒薬屋さんを訪ね、良い物を伝え続けた!
↓
良い物だから薬屋さんも力を入れて販売した。
↓
気が付いたらメジャーになってた!!
↓
その後、何を作っても大人気!!!
↑あっても良さそうだけど、夢物語。
・・・やっぱり広告宣伝費をかけないとメジャーには程遠いみたいです。
当サイトのように、「薬は中身が全てでしょ」 なんてこと言ってると、やっていけないお店も多いみたいだし、そもそも、そのブランド力がなかったら誰も薬屋さんでお買い物をしなくなっちゃうかもしれないから、メーカーが広告にお金をかけてくれることは非常に助かります。 しみじみ・・・
しかし、やっぱり 「健康」 と 「ブランド」 は分けて考えないと損をしちゃいます。
CMを流しているメーカーだけがその種類の医薬品を取り扱っているなんてことはほとんどなく、また、CMを流しているからあなたに一番合うなんて考えられません。
それに、信頼のメーカー、信頼の商品を、と、いつまでも昔の商品にこだわる必要はありません。
医薬品は、安全性と有効性が日々進化しているというのに、いつまでも昔の製品・メーカーにこだわっていると、効かないことはなくても、最新の医薬品に比べるとやはり見劣りしてしまい、弱いと言えます。
●記憶に残るカリスマ黒玉 ・・・突然蘇る過去
小学生の時、市の水泳大会に出場する選手だった私。
激しい予選を勝ち抜いて手にした奇跡の出場権!!
選抜方法はこんな感じでした。
先生:
それじゃあ水泳大会の選手を決めま~す。まずクロールで25m泳げる人は手をあげてくださーい!!
私:
(25mか・・・ 1回だけ泳げたことがあるなぁ。半分溺れながらだけど。でも、ここで手をあげないと泳いだことがないみたいに思われちゃうじゃないかっ!! よし、ここは半分だけ手をあげておこう。) ←心の声
は~い ←小さい声&ちょっとだけ手をあげてみた。
先生:
はいっ!! それじゃリレーのメンバーはこの4人で決定です。個人戦もこの中から決めます。
私:
は??? し、しまったぁ~~ みんな泳げないのかよーっっ
そんなの出たくないよぉ~
その後、どういうわけか個人戦にまで出場することに。
練習といっても、ただ泳いでいるだけ。早く泳げるように教えてもらえるわけでもなく、毎回溺れそうに・・・ つらい・・・
いやだいやだと思い続けて大会当日、精神的に追い詰められていた私は少し胃が痛かった。
もっとお腹が痛くなれば大会に出なくてすむかも・・・
そうだっ、もっと痛くなれっ!! ←必至に念じ続けた
すると、不思議なことに、ちゃんと痛くなってくれた。
といっても、泳げないほどではない。
とりあえず、先生に腹痛を訴えてみた。半分・・・いや、8割方仮病だけれど、ウソでもない。
私:
お腹がとっても痛いんです・・・
先生:
はぁ?? ホントなの?? なんで痛いの?? 変な物食べたの??
私:
なんでか分かりません・・・
先生:
何故か分からないのに痛いの?? 水泳大会に出たくないだけじゃないの?? ←血走った目でキッとニラミつけながら。
私:
ごっ・・・・、ホントです、このままじゃ泳げません・・・ (ぼそっ)
(↑ごめんなさい、ウソです。の「ご」 ←あやうく白状してしまうところだったが、なんとかこらえた。それにしてもなんて強力な目力。見ているだけで泣かされそう・・・ せめて「まばたき」くらいしてください。)
先生:
じゃあ、ここで待っていなさい!!
しばらくすると、先生は黒い玉を持ってきた。
先生:
これを飲めばお腹が痛いのが治ります!!
私:
そっ、そうですか・・・
(そんなすごい物があったなんて・・・ 無駄な抵抗だったか・・・)
うぇっっ、メチャメチャクサイんですけど。
先生:
これは正露丸と言って、どんなにお腹が痛くてもすぐに治ってしまいます。
もちろん、「精神的な胃の痛み20%」+「仮病80%」 の私に、下痢や食あたりに効果を現す正露丸が効くはずもないのだが、もう無駄な抵抗をすることはやめにした。降参です・・・
その後は、腹痛よりも、いつまでも漂う正露丸の強烈な匂いとの戦いだった。
そして翌年は、エスカレーター式に50mの個人戦とリレーの選手に・・・。さすがに無駄な抵抗はしませんでした。
それにしても、この正露丸、もし何もニオイがしなければ、こんな仮病話はとっくに忘れてしまっていたでしょうが、ニオイのせいで頭にしっかりとこびりついています。
効いたわけでもないのに、お腹が痛い時には正露丸!! と長い間、刷り込まれていました。
そして、現在、イロイロな下痢止め、整腸剤が販売されている中、売れ筋は正露丸だったりします。
正露丸は、非常に長い歴史(100年以上)があります。(日露戦争開戦の直前[1902年]に、征露丸という名前で発売されました。衛生環境の悪い外国では、戦争によるタヒ亡よりも、病気によるタヒ亡の方がはるかに多かったこともあり、兵士の携帯用として開発されました。商品名は時代背景から、ロシアを征伐するように、そして兵士の士気高揚の意味を併せて名づけられたと言われています。)
個人的には、正露丸はクレオソート(フェノール、クレゾールなどからなる)をメインにしているため、お勧めはしていません。がっ、正露丸じゃなければならない!! と言われる方が多いのも事実。
「他の下痢止めを使ったけれどダメだったから」、という理由ならばともかく、「有名だから」、「昔からコレだから」、「コレしか知らないから」 というのが正露丸が選択されている理由と言えます。
もちろん、正露丸じゃなくても、昔から置き薬屋さんの置いていったお薬オンリーだと、家族揃って「コレしか知らない」のは普通。薬ごとの特徴などはさておき、完全にワンパターンになる傾向大。きっと人の思考はそういう保守的なもので、新商品のCMなどは新しい物好きな少数派向けなのだろう(完全に偏見、いや、そんなこと無いと思ってるのに何故か書いてる・・・)。でも、こういうことをお知らせして、お役に立つのが薬屋の使命なのか、うーんしかし、病院へ行ってもワンパターンに成り勝ちな昨今では細かい差異など意味を成さないのかもしれません。するとオイラの存在意義も薄れるわけで・・・ ドウスルオイラ!?
ともかく、もっと安全に殺菌作用を発揮させ、確実に効いて欲しいなら、最新のお薬にも目を向けてみてはいかがでしょうか。100年前のお薬よりは進化していると言えるでしょう。(最近の下痢止め薬は、成分は全く違います)
話は戻って、
昔の商品は、広く世間に知れ渡ったことによって値段がこなれ、多少割安感が出ている物もありますが、巨大ブランド企業ともなると値段を崩さないことも。
はるか昔の特許が切れてしまい、マネッこ企業が同一成分の製品を激安で販売しても、ビクともしないブランド力がそこにあります。
やっぱり高くても○△◇の製品は信頼できるから、と・・・
私から見ればムダ金です。
まぁ、たとえ最新の医薬品でなくとも、あなたに合うお薬は他の方に合うお薬とは違います。
それはブランド商品かもしれませんし、そうでないかもしれません。
一度ブランドへのこだわりを捨ててみると新しい世界が開けるのではないでしょうか。
一応、医薬品がブランド化することにより、ハロー(後光)効果に加えてプラセボ(偽薬)効果も付いてきて、良く効くこともあります。
しかし、プラセボ効果よりも実際の効果が重要であることは言うまでもありません。
医薬品は相談して購入しましょう。
↑漢方はメジャーな方が良いかもしれません。
取れる場所や品質管理方法で大きく差が出ることもあります。
Vol2 いつものお店で売っているオススメ
貴方(貴女)がひいきにしているお店で売っているお勧めの○×△。
大量に、そして天井まで届く勢いで展開されたその商品は、他のお店では扱っていないオンリーワン!!
初めてのお客様にはいかがわしさ爆発だけれども、何度も見ているうちに
「そんなに良いなら試してみようかしら」 と・・・
もう、そのお店自体がブランド化しちゃってます。
で、健康マニアである私(自称)といたしましては、これまで色々なお店でお勧め品を買って試してみたわけです。はい。
休日にすることと言えばコレに限りますな。視察というより趣味です。
もちろん、私がいたお店にも同じように同業者は来ます。
彼らは、一挙手一投足が通常のお客様とは違います。
目のギラツキ、見る所のマニアックさ・・・ 不自然さが際立ちます。
そして、何も買いません。
これが気になるっ!! きっと私も不自然さが映えていることだろう。
だから、何か買って帰ろう。 ・・・せめてガムだけでも。
いろいろやってみました。値段は高めのものばかりです。
どれも 「継続すると良いですよ」 とのこと。
継続しなかったからか、よく判らないパターンばかりでした。
私が深刻な状況(超不健康)なら違っていたかもしれません。
ま、感想はおいといて、成分的にはかなり良い物を使っているのが殆ど。
値段が高いのもうなずけます。
CMなし、知名度ゼロですが、「今流行ってます!!!」 で、3ヵ月後には流行っていないようなイタイ商品(⇒継続したくても製造中止だったり・・・)を選ばれるよりは健康貢献度は高いのではないでしょうか。
↑ 最近はお勧め品でも 「流行追いかけ型」 が多いです。 私のお試しの旅も終了。
Vol3 ジェネリック医薬品
generic → ノーブランド、無印
特許により守られる新薬、もちろん、製薬会社は新薬の開発に半端ではない資金を投入したのだから、その分は回収しなければなりません。
特許と言っても、特許料が行き来するわけではなく、実質は独占販売。特許の有効期間(20~25年)は完全に独り占めとなってしまうのは開発費用が高いことからも仕方のないこと。そうでなければ誰も新薬の開発に乗り出さないでしょう。
その特許が切れたら、製法を真似るのは自由です。品質を確認するテストなどはあっても、すでに存在する医薬品の焼き直し、開発費用はさほど掛かりません。
そこで作られた製品が「ジェネリック医薬品」と呼ばれる物なのです。
薬価(薬の販売価格)は大元の薬(先発医薬品)より2~8割安とかなりバラつきがあるものの、安いことに変わりはありません。
というか、8割安って・・・ 独占しているということだけでも充分な利益が確保できたでしょうに、と事情も知らずに言うのも何ですが、医療費が高騰する一つの原因のような気もします。
※同じ医薬品が25年経ってもまだまだ現役で、さらに名前を変えて裾野を拡げていく様を目の当たりにすると、健康食品(とりわけダイエット関連)の新商品が次々とリリースされることが不自然に思えたりもします。
少しずつではあっても、CMでその存在が明らかになりつつあるジェネリック医薬品。
これからどんどん増えてくるでしょう。(現在数量的なシェアは10%程度とのこと:2006)
病院に通われている方にとっては家計に大きく影響するだけに重要な問題ですが、
「ジェネリック医薬品でお願いします。」
この言葉を言わなきゃならないのかぁ・・・
言えますか?
言ったらどうなるのでしょう?
心証を害するのではないのか?
意見するみたいで言いにくいですよね。
CMのようにすんなりいくのだろうか?
余談:BCG予防接種(ハンコ注射)
つい先日のこと、子供の予防接種に行ってきました。
先生A: フ・・ フッホッホ・・ もう大丈夫です・・・ プルプル(震
家族B: (おじいちゃ・・ いっ、いや、先生、何も注射の痕が確認できないんですけど・・・ あぁ、行ってしまった・・・)←心の声
ちょっと種類が違うか・・・
言うタイミングを逃しただけ?
そもそも、病院がその薬を扱うと予め決めていなければ、
近所の薬局だって扱っていません。
「ジェネリック医薬品ね。分かりました。」
と、すんなり行くことはないでしょう。
しかし、しかしですよ、長らく病院で勤めた私でさえこだわりがない製薬会社。
安くて同等の品であれば、率先してジェネリック医薬品を提供することは、市場では当たり前のことだと感じてしまいます。何故こちらから「ジェネリック医薬品で・・・」なんて言わなければならないのでしょう?
病院は前もって支払う金額が分からない特殊な形態です。
ボランティアでもありません。
医療費は膨れ上がっています。
ですからなおのこと、考えて欲しい問題だと感じます。
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