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健康情報 ⇒ サプリメントを理解する ⇒ ビタミン・ミネラルの連携
ビタミン・ミネラルは、1+1が2ではなく、3にも4にもなります。
体の中では、ビタミン・ミネラルがそれぞれに与えられた仕事を それぞれがこなすのではなく、お互いに助け合いながら働いて います。
以下にそれぞれの作用を示します。
「ビタミンA」
脂溶性です。
夜間の視力の維持を助ける栄養素です。
「ベータカロチン」
脂溶性です。
必要な時にビタミンAに変化します。
「ビタミンB1(チアミン)」
炭水化物からのエネルギー産生と皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
「ビタミンB2」
脂肪とタンパク質の代謝に関わり、見た目の若さに影響を与えます。
「ビタミンB3(ナイアシン)」
ニコチン酸やニコチン酸アミドと呼ばれます。
クロムと同時摂取でコレステロール低下。血行改善。脳神経の活性化。
「ビタミンB5(パントテン酸)」
化合物の解毒作用。
免疫力の向上が期待されています。
自律神経の調節。
「ビタミンB6」
タンパク質の形成。
毒物の解毒。
精神の安定。
「ビタミンB12(コバラミン)」
葉酸と協調して赤血球の形成と再生、神経の修復。
「ビタミンB15(パンガミン酸)」
水溶性です。
ビタミンEと同じような抗酸化作用があり、肝臓の機能を高める、解毒作用をもつ、免疫力を高める、疲労回復を助けるなどの働きがあると考えられています。
活性成分=ジクロロ酢酸ジイソプロピルアミン:リバオール
市販薬では 「ヘパリーゼプラス(ゼリア新薬:錠剤)、リゲイン(三共:ドリンク)」 に含まれます。
ビール酵母や玄米、かぼちゃの種などに多く含まれます。(=摂りにくい)
ビタミンA、Eとの併用が効果的と言われています。
「イノシトール」
血液中の中性脂肪やコレステロールを低下します。
脱毛の予防。
「葉酸」
多くの酵素と協力してDNAの合成や細胞分裂に作用(胎児や乳幼児には重要)。
ビタミンB12と協調して赤血球の形成と再生、神経の修復。
細胞、リンパ球の分裂に関与しています。
「ビタミンC」
ほとんどの化学反応に関与しています。
体を防御する機能にも深く関係しています。
コラーゲンの生成。
鉄分の吸収。
糖・アミノ酸・コレステロール・異物の代謝。
使用済みのビタミンEを再生させます。
抗酸化作用。
「ビタミンD」
脂溶性です。
カルシウムの吸収促進。
ビタミンAの吸収促進。
血液中のリンの濃度調節。
紫外線を浴びることによって体内で作られます。
「ビタミンE(トコフェロール)」
脂溶性です。
抗酸化作用。
ホルモンの代謝。
血行の促進。
ビタミンAの活性を助けます。
「ビタミンH(ビオチン)」
白髪、抜け毛予防。
脂肪とタンパク質の代謝。
肝機能の向上。
湿疹、皮膚炎。
「ビタミンK」
出血や内出血の時の血液凝固作用。
骨へのカルシウム吸収。
血液中のカルシウムイオンを増加させ、体質をアルカリ性にする。
「ビタミンQ(ユビキノン、コエンザイムQ10)」
脂溶性です。
心臓疾患(医療用)。
抗酸化作用。
「ビタミンU」
キャベツなどに含まれ、潰瘍を治癒すると考えられています。
タンパク質合成時の核酸生成。
「コリン」
コレステロールの正常化。
「カルシウム」
骨の材料です。
筋肉や心臓の収縮。
神経の伝達物質。
ビタミンD,マグネシウムと同時摂取で効果的。
「鉄」
赤血球のヘモグロビンを生成。
お茶の成分タンニンと結合すると吸収されません。
「亜鉛」
200以上の酵素の原料として全身に分布。
タンパク質の合成に関与。
インスリンの構成素材。
女性ホルモンの機能強化。
味覚。
「イオウ」
皮膚や爪を作ります。
胆汁分泌促進。
「塩素」
胃液に含まれ、消化促進。
「カリウム」
ナトリウムとバランスを保っている。
筋肉収縮の調節。
疲れ。
「クロム」
糖質と脂質の代謝促進。
「ケイ素」
コラーゲンの増強による老化防止。
免疫力活性。
「ゲルマニウム」
免疫機能強化。
「コバルト」
ビタミンB12の構成成分でヘモグロビン形成に関与。
神経の正常な動作。
「セレニウム」
抗酸化酵素グルタチオンパーオキシダーゼの中核となり抗酸化作用を発揮。
「ナトリウム」
カリウムとバランスを保っている。
浸透圧を利用してブドウ糖やアミノ酸の吸収に関与。
「ニッケル」
核酸の安定。
ビタミンB6とともにタンパク質の代謝。
「バナジウム」
コレステロール、リン脂質の合成抑制。
アミノ酸の有害代謝物質生成の抑制。
「マグネシウム」
カルシウムとともに骨の形成。
筋肉の収縮に関与。
沈静作用。
「マンガン」
ムコ多糖体の合成に関与。
骨の形成を助ける。
インスリン生成。
ビオチン、ビタミンB1、ビタミンCが使われる時に必要な酵素を活性化。
「モリブデン」
糖質や脂質の代謝を助ける。
鉄の利用を助けることによる造血作用。
「ヨード(ヨウ素)」
甲状腺ホルモンの生成。
成長期の発育促進。
基礎代謝の促進。
「リチウム」
マグネシウム、カリウム、ナトリウムの代謝を助ける。
自律神経に関与。
「リン」
カルシウムと結合して骨を形成。
筋肉の働きを正常に保つ。
※上に示した働きの中で、効能的な表現は医薬品に含まれる場合に限るものであって、 サプリメントの場合はそこに質的、量的な差があります。 ですから、サプリメントにこれらの 物が含まれていても 「そんな効果はない」 ということになりますが、一つでも不足状態であれば、 「何かが起こる」 というように見ることができると思います。
※ビタミンが連携する様子を細かく書き表そうとしたのですが、どうしても病名を出さないと理解しにくいので断念しました。。 ○○+××=△△病改善とか・・
1 はじめに-定義
4 個人差とDNA
5 食事摂取基準
8 水と油の清掃人
9 免疫にはどっち?
10 ベータカロチンと喫煙
11 ビタミン・ミネラルの連携
12 医薬品と併用時の注意
13 目的のためにまず・・