アクセス数
分かりにくいけれども重要です。
排気ガス、紫外線、放射線、ストレス、遺伝(異常な遺伝子の情報を受け継ぐ)、 栄養不足・睡眠不足・喫煙などの生活習慣、電磁波
これが何かお分かりでしょうか?
実は、原因不明の病気の時に考えられている一般的に 「これが原因ではないか?」 というものなのです。
これは私達にしてみればそれぞれ独立した違う物に見えますが、私達の細胞にとってはどれも同じストレスではないでしょうか?
実は、ストレスが起こった場合、「白血球の中の顆粒球」 が 「活性酸素」を放出するようです。
[3.活性酸素を調べる]でも説明しましたが、細胞の中のミトコンドリアは、 カラダに必要なエネルギーを取り出す時に活性酸素を放出するように なっています。
そして、その ”ミトコンドリア” は 多くの細胞の中でも特に”顆粒球” の中に多く含まれているのです。
しかも、顆粒球はエネルギーを作る時だけではなく、その役目が終わった 時にも活性酸素を放出しているようです。
※もともと、顆粒球が活性酸素を放出することは、体内に侵入した”ばい菌”などを退治するために
必要な行為なのですが、活性酸素が多すぎると自分自身を攻撃することになってしまいます。
そして、これは自律神経の働きにも大きく影響してくるようです。
これがどのように自律神経の働きに関係してくるかと言えば、
「白血球中の ”顆粒球” と ”リンパ球” の 数は自律神経のバランスによって支配され、交感神経が優位であれば顆粒球が多くなり、副交感神経が優位であればリンパ球が多くなる。そしてこのバランスはストレスの影響を受ける。」 |
と、安保徹先生の免疫学の書籍で紹介されていました。
(↑原文そのままではなくて、まとめました)
ということは、以下のような流れが考えられます。
<交感神経を刺激するストレスの場合>
ストレス →
交感神経優位 →
アドレナリンの放出 →
顆粒球の増大 →
活性酸素の大量放出 →
ストレスの誘発(最初[1]に戻る) →
<副交感神経を刺激するストレスの場合>
ストレス →
副交感神経優位 →
アセチルコリンの放出 →
リンパ球の増大 →
様々な病気の誘発 →
”交感神経”を刺激するストレスの誘発 →
上のサイクル[1]が始まる →
阿保先生の理論では、必ず 「交感神経緊張状態」 か「副交感神経緊張状態」 のいずれかに傾くようなニュアンスですから、ご存知の方は特に 「えっ」 と 思われるかもしれません。
しかし、私としては実際に「何をしても良くならない」 と言われる方には、 両方の性質を併せ持った状態が多いということに疑問を持っていました。
そんな中、阿保先生の理論から 「病名」 を排除し、「顆粒球」 に焦点を 当てたうえで極限まで圧縮すると上のように考えられるのです。
このように見ますと、自律神経のどちらかが優勢でどちらかが劣勢という バランスの取れていない状態にある場合、必ず「5.活性酸素の大量放出」辿り着き、延々と繰り返されることになります。
これが 「酸化のスパイラル現象」(勝手に作った言葉) なのです。
これが一旦始まると、最初の引き金になった 「ストレス」 をなんとか除外して、なくしたとしても、このスパイラルは延々と続くことが理解できると思います。
こうなると、「活性酸素」 を何とかしないことには、根本的な解決は図れないのです。
ですからマイナスイオンは重要だと言えるのです。
また、この酸化のスパイラル現象は、自律神経のバランスに関わらず、上の流れの内 「どれか」 が始まれば回りだす可能性が高いということも理解できると思います。
そして、どんどん強力なものへと成長していきます。
まさに 「スパイラル」 なのです。
※最初は実感できないほどの些細なこと(または病院での検査で異常が見つからない程度のこと)
であっても、10年〜15年も回り続ければ大きな病気となって表面化すると考えられます。
このスパイラルは様々な要因により回り始め、実際私達の表面上では複雑な様相を見せますが、ある一箇所だけ、たった一つの事象に集約されている場所があります。
お分かりでしょうか?
「活性酸素」です。
もしこのスパイラルを止めるとするならば、狙いをここに定めた方が確実と言えるのではないでしょうか。
是非このことをご理解いただきたいのです。
3 活性酸素を調べる
6 血にも影響
8 原因は違えど・・・