医薬品的表示は違法

医薬品でもないのに、医薬品のような表示（暗示も含む）をすることは違法行為です。

でも、そんなサイトが溢れています。

「効果の無い物」をまるで効果が有るかのように表示して売っているのですが、専門家のように装う巧妙さで、まぁ普通は撃沈するでしょう。製造方法が特殊だったりすると、更に怪しく感じるのは私だけでしょうか。

食品でも、車でも、原発でも、何でもそうですが、技術的なことを技術者が都合のよいように捻じ曲げて発表したとしても、普通の人は信じるしかないというか、それを信じなきゃ何を信じるということになってしまう世の中で、結局は相手が誠実であるということを信じるしかないのかもしれません。でも、この競争社会において、誠実な会社では存続が難しいのではないだろうか・・・

少しづつ追加予定（since2010/6/29）

●健康食品に使われるコンドロイチン

医薬品では「コンドロイチン硫酸ナトリウム」、コンドロイチンとは別物ですが、健康食品販売業者がわざわざそんなことを書くハズもなく、若しくはその差を理解していない場合が殆ど。

腰の痛み、関節痛に⇒×、量的・質的に効きません

更には、「難聴に・・・」　と書かれたサイトを発見。ある検索語句でヤフー１位、閲覧数は飛びぬけていると予想。良いサイトが上位表示される保障などどこにもありません（汗

コンドロイチン（難聴）⇒×、量的・質的に効きません。医薬品の「コンドロイチン硫酸ナトリウム」でさえ、現在一般用医薬品として認可が下りる通常量を超えてようやく「感音性難聴」に効果が認められる。

フカヒレ抽出⇒医薬品では主に豚軟骨が使われるようになったのは結構昔。今はどうなんだろう？鮫より豚の方がアレルギー反応は出にくいらしいですが、少量ではアレルギー反応も現れにくいこともあり健康食品ではそれほど気にする必要なしか!?

●糖尿病は病院では治せません

「糖尿病は病院では治せません」、或いは、「高血圧は病院では治せません」から始まるダイレクトメール。まぁ、言っていることは間違いではないようですが、最終的には健康食品を売るパターンなので、その健康食品が糖尿病や高血圧に「効く」と暗示しています。（明示しているケースもありますが・・・）

何度も言いましょう、医薬品でもないのに病気が治るということを標榜してはならないのです！　しかし、そんなことは承知の上でやっているのでしょう。暗示なしに聞いたことも無い健康食品を買っていただくのは至難の業ですから・・・

●癌（がん）に効く漢方薬・・・

漢方薬と言うからには医薬品なのですが、外国において医薬品ということで、もし日本で認められているとしたら大々的に広告はできません。入手するなら個人輸入となりますが、自信があるなら日本でも医薬品として申請すれば良いのにと思うのは私だけか?

ちなみに、同様の生薬を配合した健康食品であっても、医薬品として認められなければ「癌に効く」と明示又は暗示してはなりません。もちろん、同等の効果を得るためには少量の生薬では無理なので、どうしても医薬品レベルとなってしまうのですが、ユーザーの傾向として成分が入っていれば量にまで注意を払わないということもあります。

●○○○セミナー（講習会）

メーカーや販売店は人を集めて○○○セミナーをやりたがる。何故か???　涙を誘う感動秘話を披露するためか? もちろん違う、どれだけ感動秘話を語ろうが売上に繋がるハズもない。

その目的は、口頭にて魔法の呪文を唱えるためと考えて間違いないだろう。セミナーといえど、一線を越えないことには誰も魔法には掛からないのだから、文字として残らない秘密の集会では、誰もが禁断の呪文を唱えてしまうのはお約束・・・　当たり前ですが、そんな場所に保健所の職員を招待するわけにはいかない。

情報収集の場として捉えると良い面が無いわけではありませんが、エゴが渦巻くその空間が私はあまり好きになれないので、販売者の立場としてもセミナーと名の付く会合には出来るだけ参加しないようにしています（これは内緒ですが。。。　そんなことより、書いていて怖い・・・　大丈夫か!?＞おいら）。

※禁断の呪文⇒医薬品的明示（暗示）、トリッキーな暗示は特に計画的だと思ってしまう私は深読みしすぎか!?

●ＤＭ（ダイレクトメール）はひどいことに・・・

ＴＶＣＭで大々的に違法な宣伝をする場合は「お金の力」が働いているのでしょうか、「こんなのアリ？」と思うようなＣＭを流すのは大手なのは昔から。

それを見た中小企業や個人は

⇒「オイラも！」

⇒ＴＶはお金が掛かるのでホームページで広告

⇒売れる

⇒バレる

⇒お縄になって念願のＴＶ出演・・・

密かに効率的な宣伝を。と、やるのはホームページなら会員専用ページ（要パスワード）か、ＤＭ（ダイレクトメール）。

抗がんサプリとか、高血圧、糖尿病など、治る確立が高いような錯覚を与えるキャッチコピーは当たり前でしょうか、そうでなければ生活が成り立たないくらい売れない。ご近所さんに広めることが出来ない怪しい品もホームページやダイレクトメールなら直接面識が無いからタガが外れる。ま、ホームページなら体験談などが有るので、サイトに出しておくだけで売れるケースがあるけれど、ご近所さんにバカ売れだったら相当ヤヴァい領域に首を突っ込んでいるのかもしれませんね・・・

[2014/5/29]　Ｄ●Ｃ

会長ともなれば政治家に何億円も貸すことができるなんて。私も手法を真似ていつかは大物政治家に貸しを作りたいもの。　⇒冗談でも書いていて自己嫌悪。。。

以前ＣＭで、電話対応専門薬剤師を３０名弱常設していることを武器とした「安心してね」セールスには、ｵｲｵｲｵｲｵｲ！うちの数万倍は売り上げてるだろうから千人以上必要なんとちゃう？と思ったけれど、今考え直すと「あぁ、問い合わせるほどたいしたものじゃないものね」と数年かけて納得。で、今回納得できなかったのはこちら

うの：「あなたも痩せる？」

ソファーに腰かけ、雑誌を読んでいる最中だった。

点けっ放しのテレビから流れるＣＭキャッチコピーにハッとする。

これはヤバい、もろ違法やんか！　そしてテレビの画面を見る。すると

昔から痩せているんじゃぁなかったでしたっけ・・・?　の神田うのちゃんと、大き目の文字が目に入る↓

あなた

燃やせる

即座に「あなたも痩せる？」　と　「あなた燃やせる」　の関連性に気付くことができない。

少しして、あぁ、こいつか！　と。

聞き間違えたか？

しかし、後に聞いた同ＣＭで、再度　「ハッ！」　っとさせられる。

どう聞いても「あなたも痩せる？」としか聞こえない。イントネーションに気を使った新しいＣＭキャッチコピー、こんなことを考え付くかどうかが、政治家に貸しを作ることができるかどうかの差となるのだろう。

「世の中は誠実ではやっていけないんだ！」ということを先日私の息子（小３）が言っていて諭されかけたが、まだそれを認めるわけにはいかない。しかし、否定するのは難しい。

この商品については昨年こんなことを書いてますね。しょうもない品（失礼前提のページなので、、、使っている方御免なさいね！）なのに１年くらいはひっぱってます、前作からカウントしたら一体どれほどのロングセラーとなるのか、ダイエット商品とテレビＣＭのコラボは恐ろしいほど洗脳的。

[2014/6/3]

某店店舗の中が丸見え全面ガラスには、シールで大きくこのようなことが書かれています。「水虫」「アトピー」　そして外から丸見えの店内で確認できる品、確か医薬品ではないですよね? バナナって。。。

他に医薬品でも扱ってるのかしら?　バナナオンリーな感じがしますが。

まぁ、バナナはとりあえずスーパーで買うこととして、そんなことより気になっていたのが「シリカエナジー水」なるもの。

「ザ・フナイ」の最新号でも取り上げられ思い出したのですが、１年以上前にも良く似たことが書かれています。なかでも、シリカエナジー水について2013年２月号Ｖｏｌ．６５にて、

①愛好者が増えていても量産はしない

②金儲けは趣味に合わないので、ビジネスとして販売する気もない

と書かれており、ほぅほぅ、なるほど、良い物を続けていく最良の方法じゃのう。と思った。

そして今回、一度やってみようか、と思った。珍しく。

我が家には元気な者など誰もいないので、良い物であればすぐに分かる。

「欲しいと希望する人にお頒けしています。」となっていたが、貰えるものなら何でも良いというわけではない。シリカだけでなくＭｇ（マグネシウム）も含まれているように見て取れたので、使った人はどんな感じなんだろうか？　と、ホームページで検索してみる。

検索エンジンは”Google”、ワードは”シリカエナジー水”、とりあえず１番目に表示されたホームページを開いてみる。

あ・・・　ｱﾚ?

えらく商業的なホームページじゃ・・・　そして何故か「ご購入ボタン」が・・・?　ﾎﾟﾁｯ

５０mlで４，０００円とか書いてある、どゆこと!?

何だこの会社は！　と会社概要を見ると

あ・・・　ｱﾚ?

販売代理店が入ってるじゃんｗ

まぁいいか、

トップページに戻って内容を見てみると

あ・・・　ｱﾚ?

これって医薬品でしたっけ？

病名どっさり、よくある違法医薬品乱売と同じパターン。

さてメーカーの真意は?

そして、たとえメーカーに悪意はなくとも、メーカーの販売店選考が重要になってきているのかもしれません。

今だけ

自分だけ

お金だけ

人間の本質なのかもしれませんねぇ～

シリカエナジー水。良い物なのかもしれませんが、なんだか試してみる気が失せてしまいました。