アクセス数
効能・効果を言って良いのは医薬品の特権です。
医薬品(一般薬)はその承認された効能・効果が必ず記載されています。
これは非常に重要なことであり、医薬部外品や、一部の健康食品(特定機能食品など)を除いては、そのようなことは許されません。
ほとんどの健康食品については、「○×に効きますよ」 とは 言えないのです。
確かに、厳密な試験を重ねた医薬品は、効果が確認されているのに対して、健康食品はこれまで 「これは○×に効く」 なんて勝手にやってきたわけです。
そのうちに効かないものまで効くようなことを言い出す業者が多数現れたために、現在のように健康食品は表示について厳しく取り締まられる状態になってしまったのです。
これで、まんまとダマされることは少なくたっとは思いますが、それと同時に、本当に良い健康食品であっても、それを発表する機会は少なくなります。
せいぜい雑誌などの記事に 「体験談」 が掲載されるか、ホームページなどで「体験談」 をやり取りするくらいでしか、その良さを教えてもらうことはできません。
それでは、
「自信のある健康食品は、医薬品として申請すればいいじゃないか!」
と、思われるかもしれませんが、そんなに簡単なものではありません。
まず、試験を行うには、とんでもない費用がかかります。
また、その効果については、効かない場合もあるというのでは困るのです。
そして、私たちが求める万能薬的な夢の薬などは、人それぞれで何に効くのかが変化し、効能・効果を特定できないばかりか、人によっては変化なしというパターンもあるでしょう。
たとえ多くの人が認めても、厚生労働省は認めません。
そう考えると理不尽な感じもしますが、そもそも、医薬品のほとんどは今よりさらに健康にするとかいうものではなく、今ある症状を取り除き、できるだけ元の状態に戻すことが主目的であり、症状そっちのけでは話がなりたたない世界なのです。
1 医薬品-はじめに
3 薬の適用範囲
13 いつ利用するべきか?
14 漢方薬は安全?治る?
16 噂の力はスゴイけど・・
17 医薬品おわりに