アクセス数
健康情報 ⇒ 医薬品
医薬品の多くは、病気を治したり、ツラい症状を取り除くために使用します。(厳密には、人の疾病の診断、治療若しくは予防に使用されること、又は人の身体の構造や機能に影響を及ぼすことを目的とする) 健康食品は、病気にならないため(=健康維持)に使用します。 どちらも健康になるための物ですが、同列に考えるべきではないでしょう。 しかし、両方の良いところを知り、活用することは健康のためには有効と言えます。 |
[2019/2/28] 滅茶苦茶過激に!(かなりの人を敵に回すことを覚悟して・・・もうやめちゃったからどうでもいいんだけどw)
一応、北陸地域では一番大きな病院で医療事務に(すごくイヤだったけど)従事し、その後はガン専門の研究所附属病院において医療事務を殆ど一人で回した(当時、誰もが知る旧帝国大学 が有する同程度の研究所附属病院から出張で来られた方から、ほとんど同じ仕事を約20人で回していると聞かされた時には、お互いに愕然としたものですが。。。) そういった経歴から、医療用医薬品と一般用(家庭用)医薬品(いわゆるOTC薬と呼ばれる医薬品)では大部分において成分が共通していないことは分かっています。
まあ、一般用医薬品は数にしてたかだか数百程度の種類しかありませんから、効能や副作用、注意事項などを覚えるのに当時(32歳頃)は2,3日もあれば十分でした。
ただ、それを組み合わせたパッケージ品(例えばパブロンエースなど個別の物)に何がどれだけ配合され、どういった特徴があって、その他のパッケージと比較するとどういう場合に有効なのか? など、まあそこまで分かるのに は一週間程度は掛ったわけで、結構複雑なのでそういう知識の差が薬屋の色となって表れると思います。
さらに細く、様々な症状との関係を考えだしますと一生かかっても最終回答には辿り着けないわけではありますが。
では、以前は4年間、現在は6年間という長期間を費やして薬学部を卒業した薬剤師は、一般用医薬品をどれだけ知っているのか? といいますと、まあ、やりはじめて三日後ぐらいの私よりOTCに詳しい薬剤師など、そうそういるものではありませんでしたね。 多分ですが、薬学部にいたところで一般用医薬品について勉強する機会は殆ど無いんじゃないのでしょうかね。 それとも、忘れちゃったのかな? それでも、たとえそんな状態でも特権をもらえるものですから、偉そうじゃない方なんて知りませんけれども、まあ、私にしてみれば「あんた、な〜んも知らんねんなっ!」 と、そんなこと言うわけありませんけど、薬について話をするたびに思うわけです。 他にも、 薬屋なら大抵は健康食品も扱っていて、医薬品並みにそれそれが何に期待されているか? ということを頭に入れておかないと、例えば健康茶と普通のお茶との境界が曖昧になってしまい、ただただ不味いお茶を売っている店、ということになってしまいます。 ああ、私の知っている薬剤師に任せておくとそうなっちゃうんですよ。
今、これを読んで激しくうなずいている方、全国的にも多いんじゃないでしょうか?
ふふっ、訳もなくえげつない悪口を書いているように見えてしまうかもしれませんね。 私も書いていて嫌な感じが。。。 なんでこんなこと書いてんだろ・・・
もう少し。
例えば、私の医薬品に対する見解と、全く逆の見解を示す方がいます。
ワタシ:期待できる、
Aさん:そんなものは効かない(自信満々)
みんな違うのだから見解も違って当たり前でしょうか?
マウスでの追跡調査は効かなかったのでしょうか? それとも外国人をサンプルにした実験結果でしょうか?
でもね、Aさん、お客さんの声に耳を傾けたことがないのか、そんな機会さえもないのか、うまく売れないのか、そこにはプラセボだけでなく、量的・質的な問題もあるし、そもそもお客さんに合っているかどうかという ことは単純な知識だけではなかなか図ることのできない難しい問題なのですよ。 でも、結果は分かるじゃないですか。 検査結果という数値としては出てきませんけど、お客さんの感じた本音が多くのことを教えてくれるものです。 それぞれのケースに応じた効果の可能性というものを肌で感じることができるようになってきます。
そうして、私と見解が違う方は、いったい何を見てきたのか? 見えるはずの物さえも見えていないな、と思います。 そんな方が、皆さんの健康を左右する大切な一言を偉そうに威厳を持って発してしまうこと、それに対して 私が何かを言うということは、悪口などではなく必要なことだと思いませんか?、 ・・・嗚呼、そうは言っても、雇われ薬剤師がいたらご機嫌を取るしかないという悲しい現実もあるのですが・・・
ともかくまあ、私としては勉強し続けるしかないのですよ。 そもそも、こうやって偉そうに書いていますけど、私の分からないことだって山ほどあるわけですし。。。
↓
患者さん: 先生、この健康食品(仮名称:ケッコーケンコー)は良いでしょうか?
先生さま: そんな怪しい物はやめておきなさい。
90%、やめて正解でしょう。 名前からして怪しい。 しかし、その先生さまは「ケッコーケンコー」のことなんて聞いたこともありませんよ。よほど暇じゃない限りはね。 そして、それが良いか悪いかなんて分からないままに「やめておきなさい」 と、言ってしまうのです。 やめたばっかりに良くなる機会を失うかもしれないという想像なんてしてくれないのですよ。
私もそんな風にならないようにしたいものです。 でも、医薬品の扱いをやめた今となっては仕方のないことですが、以前より入ってくる情報が極端に少なくなってしまいましたね。
あと、過去記事を見ていると気づくと思いますけど、最近は 「ほんまでっかTV」 の情報を検証なしに書いてみたりと、どんどん信頼性が低くなっていると思います。(さんまさんの番組が好きだから、とりあえずやってみようってのがありまして・・・)
でもまあ、ほんの少し間違えただけで人を不健康にしてしまう可能性がある職業であることは間違いありませんので、誠実に、儲からないけど誠実に!(子供が見てるし なおのこと!!)
(医薬品 目次)
1 医薬品-はじめに
3 薬の適用範囲
13 いつ利用するべきか?
14 漢方薬は安全?治る?
16 噂の力はスゴイけど・・
17 医薬品おわりに