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健康情報 ⇒ 健康食品 ⇒ 注目される成分


健康食品が、どのような病気に効果があるかなどを明示することは禁止されています。


しかし、医薬品として認められていないということは、医薬品ほどの「効果などない」ということだけに限定されず、医薬品として備えるべき特性を持ち合わせていないために 「食品」 という位置付けである場合も考えられます。


それは、量の問題であったり、効果の判断基準の問題であったり、適応症状が特定できない場合や、効果の度合いが計測しづらい場合などです。


しかしそれでも、医薬品でない以上、医薬品と同等の事は言えないのです。


ですから、それぞれに何が含まれているのかを見てゆき、解説をちょっとだけ加えることにします。


順番は 「あいうえお順」 です。




(アガリクス)

注目されているのは ”β-グルカン” という多糖類です。


また、ゲルマニウムが含まれているようです。


液体の仙生露はABMK-21という吸収の良い成分が使われており、試そうとしましたがあまりのマズさに喉を通過しないし、それによるストレスはかなりのものでした。 命がかかったら飲めるかも? 




αリポ酸)

40年ほど前、「チオクト酸」を利用した製品「チオクタン」として藤沢薬品(現ゼファーマ⇒第一三共)が医薬品として販売。


当時は肝機能障害や糖代謝のための薬だったが、現在は効果なし!として効能が付きません。


この「チオクト酸」=「αリポ酸」であって、医薬品として姿を消すこととなる同時期にブームが始まります。


効果がないと判断された物が今になってすごい期待を受けている現状。


熱に弱いのでメーカーによっては既にαリポ酸ではない別物に変化した物を扱っている場合も。舐めてみて苦い、または、胃の中が熱くなるような自覚がなければダメになっている可能性大と言えます。


また、ゼファーマのビタミンB1製剤「ノイビタシリーズ」には「オクトチアミン」というビタミンB1誘導体が使用されており、これは体内でビタミンB1とチオクト酸に分離されます。←チオクト酸30%前後だったか?うろ覚えです。


噂が本当なら協調作用があるのでは?


ともかく、一旦あった効能が外されたくらいですから過大な期待は禁物。




(アセロラ)

天然ビタミンCを多く含みます。


熱帯産のフルーツは、強い紫外線から身を守るために高濃度の栄養素を溜め込んでいる場合が多いです。




(アロエ)

キダチアロエとアロエベラの2種類があります。


キダチアロエの方がアロインという成分が多いため苦味が強く、ヨーグルトなどに入っているゼリー質のものはアロエベラが使われ ます。




(イソフラボン)

女性ホルモンに良く似た構造のイソフラボンは大豆の胚芽に多く含まれるポリフェノール化合物の一つです。


エスエス製薬からは 「こつこつ健骨 改善生活」 という、骨のカルシウム維持のための特定保健用食品も販売されています。




(イチョウ葉)

ドイツ、フランス、スイス、オーストリアでは脳機能の関係で医薬品として扱われています。


しかし、だからといって日本で販売されているイチョウ葉が同じ効果を示すとは限らないのです。


イチョウ葉の成分はテルペノイド、フラボノイド、ギンコール酸がありますが、ギンコール酸は皮膚炎を引き起こす可能性があります。


ドイツなどでは医薬品のためにギンコール酸は 5ppm以下と決められていて、ほとんど含んでいてはなりませんが、医薬品ではない日本ではそのような規定はありません。




(EPA・DHA(オメガ3系脂肪酸))

青魚に多く含まれるエイコサペンタ塩酸(EPA)とドコサヘキサ塩酸(DHA)は、人間の細胞膜に使用されている不飽和脂肪酸と同じ物です。


酸化しやすいです。


どこかに 「IQサプリメント」 と書いてあった。なるほど〜(感心)




(ウコン)

生姜科の多年草です。


春ウコン、秋ウコン、紫ウコン(ガジュツ)の3種類があります。


秋ウコンはカレーに使われるターメリックのこと。


春ウコンは精油成分が多く含まれ、秋ウコンはクルクミンが多く、紫ウコンは殺菌作用があると言われています。




(エキナセア)

ドイツでは免疫系の医薬品として認められているハーブです。


胃炎や下痢などが起こることがあります。


妊娠中や授乳中は避けたほうが良いと言えます。




(エゾウコギ)

シベリア人参とも呼ばれるウコギ科の植物。


宇宙飛行士ガガーリンが飲んでいたことで有名になりました。


医薬品ドリンクにも含まれ(エレウテロコック)、持久力や抵抗力の増強が認められていますが、即効性は期待できないとのこと。 >>医薬品(副作用ページより)


他にも別名:刺五加、五加皮




(大麦若葉)

美味しくはないが、他の緑黄色野菜に比べて格段にビタミン・ミネラル・酵素の含有量が多いです。




(オリゴ糖)

単糖が数個つながった糖で、消化酵素では分解できないために、食物繊維のような働きをします。


腸内までとどいて善玉菌の栄養にもなるようです。




(カキ)

海のミルクといわれているカキは、良質のタンパク質、ビタミン、ミネラル、グリコーゲン、タウリン、亜鉛を多く含んでいます。(漢方薬では、カキの貝殻(牡蠣(ボレイ))が使われている)


もちろん、季節外れの生ガキは危険です。




(カテキン)

お茶に含まれるポリフェノール。


以前は胃癌に効果アリということだったが、最近は逆に危険という説もあります。




(カンゾウ)

漢字で甘草と書きます。甘いからです。


漢方薬で使われますが、医薬品でもその主成分であるグリチルリチン酸が抗炎症薬などとして使われています。


胃や肝機能の向上効果があります。


大量摂取で血圧上昇などの副作用があります。




(キトサン)

カニの甲羅などに含まれるキチンから作られる動物性の食物繊維。


腸内でプラスイオンとなるために、マイナスに帯電している有害物質と結合して排出すると言われています。




(熊笹)

葉には葉緑素や笹多糖体が含まれ、笹多糖体には人体に不足しがちなグルコース、マンノース、アラビノースといった栄養素が含まれています。


ビタミンK,リグニン、パンフォリンも含まれています。




(グルコサミン)

カニなどの殻に多く含まれています。


軟骨の重要な構造物。




(黒酢)

ペプチド状のアミノ酸が豊富。


また、クエン酸が豊富で、疲労物質(乳酸)の分解を促進すると言われています。


他にも、クエン酸サイクルというものがあり、体がエネルギーを円滑に作り続けるためには、クエン酸が必要になります。




(クロレラ)

緑藻類に属する食用単細胞植物。


緑黄色野菜と同等の栄養素を持つと言われています。




(桑の葉)

桑の葉だけに含まれる成分 「デオキシノジリマイシン」 が体内の酵素α−グルコシダーゼの働きを阻害するようです。




(ケール)

大麦若葉とならんで青汁の原料となる植物。


キャベツの一種ですが、栄養素は抜群に高いです。




(コエンザイムQ-10)

ユビキノン、ユビデカレノン、ビタミンQとも呼ばれます。


体内で合成される補酵素。


40歳くらいで不足状態になることから現在大人気です。


医薬品では心疾患用としての歴史は長いが、健康維持としての利用に即効性はないと思われます。


また、これは脂溶性です。蓄積される場合も考えられるので注意が必要です。




(コラーゲン)

食べる物と肌に塗る物があります。


体内でコラーゲンを作りたかったら、単にタンパク質を摂取するよりも、コラーゲンを分解した物を摂取したほうが再構築されやすく、効果的ではないでしょうか。


骨の基礎部分や、皮膚、関節、歯茎など、重要な場所で利用されているコラーゲンは大事にしたいところです。


ただし、塗るタイプはどのような構造になっているのか、よく分かりません。低分子コラーゲンという言葉があるけれど、いくら低分子になってもアミノ酸よりはるかに大きなコラーゲンが肌に浸透するのか? 浸透しても経皮的に定着できるのか疑問です。




(コンドロイチン)

医薬品のところでも紹介するコンドロイチン。


関節の軟骨部分に多く含まれるのは 「コンドロイチン硫酸ナトリウム」 です。


ただの 「コンドロイチン」 や、「サメ軟骨」 と書かれている物は効果が著しく落ちるのでご注意を。




(シジミ)

必須アミノ酸のメチオニンが含まれます。


タウリンが含まれています。


魚介類の中では、ビタミンB12の含有量は一番多いとのこと。


コハク酸、カルシウム、ビタミンD,鉄、コバルトが含まれます。




(シソ、シソ油)

β-カロチン、カルシウムを多く含んでいます。


ペリルアルデヒドが防腐作用を発揮するようです。


漢方では発汗作用や去痰作用があるとされています。


シソ、シソ科のエゴマの種子から取れる油は、「α-リノレン酸」 という不飽和脂肪酸を多く含み、体内ではEPAやDHAに変換されます。




(スピルリナ)

藻の一種です。


クロレラより細胞膜が薄く、消化吸収性に優ているとのことです。


アミノ酸が非常にバランスよく含まれています。


ビタミンB1,2,6、12を含んでいます。


鉄、カリウム、食物繊維を含んでいます。


葉緑素、抗酸化作用のあるゼアキサンチン、ミネラルの吸収に役立つフィコシアニンが含まれています。




(セントジョーンズウォート)

西洋オトギリ草のことです。


セロトニンの再取り込みを阻害すると言われる有名なハーブです。




(納豆)

ナットウキナーゼという酵素が醗酵することにより作られます。




(ニンニク)

アリイン、アリシン、抽出方法によってはアホエンを含むようです。




(梅肉)

クエン酸、リンゴ酸、ピクリン酸を含みます。




(フコイダン)

モズクなどに含まれる多糖類です。


細胞の細胞タヒ誘発因子(アポトーシス)を作用させると言われています。




(プロポリス)

ミツバチがユーカリなどの樹液と唾液や酵素を混ぜて作ります。


天然の抗生物質と言われるくらいに強い抗菌力があるとされます。


良質なプロポリスには20種類以上のフラボノイドが含まれているといわれています。




(マスチック)

ギリシャのヒオス島に育成するウルシ科のマスチックの樹液です。




(マリアアザミ)

ミルクティースルとも呼ばれます。


シリマリンが含まれています。





このくらいにしておきますが、はっきり言って、上の説明では何を選んで良いのか分かるわけは無いと思います。

注意点だけ見ていただければといった くらいのものです。


しかし、これでは寂しいので、健康食品を選ぶ際に私が気にかけることを紹介しましょう。 次へ >>



(健康食品 目次)

1 はじめに-健康食品は効かない!?

2 食べ物から栄養が摂取しにくくなった

3 健康食品にもアタリハズレがある

4 健康食品の注目される成分

5 個人的な健康食品の選び方

6 科学的根拠を必要とするのか?

 

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