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昔は健康食品という物などなく、普通の食事を食べるだけで充分な栄養を得ることができました。
例えば人参などは、ベータカロチンを多く含み、抗酸化作用が期待され、人参ジュースは体に良いと言われてきました。
しかし現在、年がら年中手に入れることのできる人参には、ベータカロチンはほとんど含まれておらず、中には全く含まれていない物もあるようです。
だからと言って、それが 「人参ではない」 のではなく、それでも立派な「人参」なのです。
そして、これら食べ物に含まれている栄養は、年々減少し続けているようです。
それは、大量の化学肥料の使用や、季節に関係なく出荷しなければやっていけない環境が、土壌をダメにしてしまったからです。
野菜などは、その栄養のほとんどを 「土の中」 から吸収しています。
その土の中にもともと栄養がなければ、栄養のない野菜ができあがって当たり前なのです。