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ポピドンヨード
ヨウ化カリウム
ヨウ素
殺菌消毒成分として用いられます。
口腔内や喉に付着した細菌等の微生物をタヒ滅させたり、その増殖を抑えることを目的とします。
まれにショック(アナフィラキシー)、アナフィラキシー様症状のような全身性の重篤な副作用を生じることがありますので、これらの成分に対するアレルギーの既往歴がある方は使用を避ける必要があります。
ヨウ素系殺菌消毒成分が口腔内に使用される場合、結果的にヨウ素の摂取につながり、甲状腺におけるホルモンの産生に影響を及ぼす可能性があります。バセドウ病や橋本病などの甲状腺疾患の診断を受けた方はその治療に悪影響を生じる恐れがあるため、試用する前にその適否につき、治療を行っている医師などに相談する必要があります。
妊娠中に摂取されたヨウ素の一部は胎盤関門を通過して胎児に移行するため、長期間に渡って大量に使用された場合には、胎児にヨウ素の過剰摂取による甲状腺機能障害を生じる恐れがあります。
また、摂取されたヨウ素の一部は乳汁中に移行することも知られており、母乳を与える女性は留意する必要があります。
ポピドンヨードが配合されたウガイ薬では、銀を含有する義歯等が変色することがあります。
ヨウ素はレモン汁やお茶などに含まれるビタミンC等の成分と反応すると、脱色を生じて殺菌作用が失われるため、ヨウ素系殺菌消毒成分が配合されたウガイ薬では、そうした食品を摂取した直後の使用は混合は避けることが望ましいとされます。