アクセス数
食事摂取基準はこちら(別窓)
ビタミンB1(チアミン)
炭水化物からのエネルギー産生と皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
ビタミンB1欠乏症の予防にも。
[塩酸チアミン]、[硝酸チアミン]
副作用として、内服でまれに発疹。
タケダの代名詞的商品「アリナミン」に含まれる「フルスルチアミン」は、ビタミンB1誘導体であり、ビタミンB1そのものと比較して、吸収が非常に良く、効果が期待されます。
他にも「ベンフォチアミン」や「ビスベンチアミン」、「オクトチアミン」などのビタミンB1誘導体が医薬品メーカー各社で主に採用されています。
ビタミンB1の欠乏や代謝障害によって引き起こされたと考えられる神経痛、筋肉痛・関節痛、末梢神経炎・末梢神経麻痺、心筋代謝障害、便秘等の胃腸運動機能障害に有効とされます。
[フルスルチアミン]
チアミンでは殆ど認められない腸管蠕動運動亢進作用がみられます。
副作用として、発疹、悪心、胸焼け、胃痛、胃部不快感、下痢、口内炎。
[ベンフォチアミン]
副作用として、ときに胃部不快感、食欲不振、悪心、下痢。
[ビスベンチアミン]
鎮痛作用、腸管運動亢進作用、副腎皮質刺激作用が認められます。
副作用として軽度の食欲不振、胸やけ、嘔気、軟便、下痢。
[オクトチアミン]
副作用として、ときに悪心、下痢。
ビタミンB2
脂肪とタンパク質の代謝に関わり、見た目の若さに影響を与えます。
ビタミンB2の欠乏や代謝障害によって引き起こされたと考えられる口角炎や口唇炎、舌炎などに有効とされます。
[リボフラビン]
副作用として、尿が黄色くなります。
[リン酸リボフラビンナトリウム]
活性型ビタミンB2
チョコラBBプラスなどに配合
副作用として、尿が黄色くなります。
[FAD]
(フラビンアデニンジヌクレオチド)
活性型ビタミンB2
FADが配合されている目薬もあります。
[酪酸リボフラビン]
血中脂質代謝改善作用があり、コレステロールや中性脂肪の増加を抑制することから、高コレステロール血症に利用されます。
副作用として、尿が黄色くなります。
ビタミンB3(ナイアシン)
ニコチン酸やニコチン酸アミドと呼ばれます。
クロムと同時摂取でコレステロール低下。血行改善。脳神経の活性化。
ビタミンB5(パントテン酸)
化合物の解毒作用。
免疫力の向上が期待されています。
自律神経の調節。
ビタミンB6
タンパク質の形成。
毒物の解毒。
精神の安定。
ビタミンB12(コバラミン)
葉酸と協調して赤血球の形成と再生、神経の修復。
妊娠時欠乏により奇形児となる可能性
ビタミンB15(パンガミン酸)
水溶性です。
ビタミンEと同じような抗酸化作用があり、肝臓の機能を高める、解毒作用をもつ、免疫力を高める、疲労回復を助けるなどの働きがあると考えられています。
活性成分=ジクロロ酢酸ジイソプロピルアミン:リバオール
市販薬では 「ヘパリーゼプラス(ゼリア新薬:錠剤)、リゲイン(第一三共:ドリンク)」 に含まれます。
ビール酵母や玄米、かぼちゃの種などに多く含まれます。(=摂りにくい)
ビタミンA、Eとの併用が効果的と言われています。