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(腸内殺菌成分)
通常の腸管内に生息する腸内細菌に対しても抗菌作用を示しますが、ブドウ球菌や大腸菌などに対する抗菌作用の方が優位であることと、下痢状態では腸内細菌のバランスが乱れている場合が多いため、結果的に腸内細菌のバランスを正常な状態に近づけることにつながると考えられています。
本剤に含まれるベルベリンは、生薬のオウバクやオウレンの中に存在する物質の一つであり、抗菌作用のほか、抗炎症作用も併せ持つとされます。
本剤は、タンニン酸とベルベリンの化合物であり、消化管内ではタンニン酸とベルベリンに分かれてそれぞれが止瀉に働くことを期待して用いられます。
(参考)
タンニン酸⇒タンニン酸アルブミン(収斂作用)
ベルベリン⇒塩化ベルベリン(抗菌作用)