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健康情報 ⇒ 副作用U ⇒ 医薬品と主な副作用 ⇒ 肝機能障害
医薬品を使用したことにより生じる肝機能障害は、医薬品の成分又はその代謝物の肝毒性による中毒性のものと、特定の体質で現れるアレルギー性のものとに分けられます。(いわゆる健康食品、ダイエット食品などの使用による健康被害も知られています)
肝機能障害は自覚症状が見られず、健康診断などの血液検査で初めて判明する場合もあります。
主な症状として、全身倦怠、黄疸、発熱、発疹、皮膚のかゆみ、吐き気などを生じます。
※黄疸=胆汁色素であるビリルビン(ヘモグロビンの残骸)が肝機能の低下によって胆汁中に排泄されず血液中に滞留し、皮膚や白目が黄色くなる現象です。過剰なビリルビンが尿中に排出され、尿の色が濃くなることもあります。
肝機能障害が疑われる場合には、原因と考えられる医薬品の使用を直ちに中止して、医師の診療を受ける必要があります。漫然とした使用によって肝不全などに至る可能性もありますので注意が必要です。