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健康情報 ⇒ 副作用U ⇒ 体の仕組みや働き ⇒ 胃


食道の次に来る臓器です。

普段は縮んでいますが、食道から食べ物が送り込まれてくると大きくなります。


胃壁は粘膜で覆われており、胃酸(塩酸)やペプシノーゲンなどを分泌します。

ペプシノーゲンは胃酸によってペプシン(たんぱく質を消化する酵素)となります。

胃酸はこのほかにも、胃の中を強い酸性に保つことによって、食道より送られてきた食べ物が腐敗や発酵しないようにする役目もあります。

胃液とペプシンを胃液といいます。


胃酸の働きにより胃そのものが消化されてしまわないように、胃の粘膜表皮を覆う細胞から粘液が分泌されています。この粘液成分は小腸におけるビタミンB12の吸収にも重要になります。

通常は胃酸と粘液のバランスが取れていますが、このバランスが崩れると胃痛など不快な症状として現れます。


むねやけ、げっぷが多い場合には胃酸過多、解熱鎮痛薬ですぐに胃が痛くなる場合には粘液不足の可能性が高く、また、胃酸過多、粘液不足の両方の場合もあります。


胃に送られてきた食べ物は、胃が運動することによって胃液と混ざり、粥状になって数時間滞留した後、小腸へ送られます。

滞留時間は食べた物によって異なり、炭水化物であれば比較的短いが、脂質が多い場合には長くなります。

 


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