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盲腸・虫垂・上行結腸・横行結腸・下行結腸・S状結腸・直腸をまとめて大腸といいます。
小腸は吸収のために絨毛がありますが、大腸にはありません。(消化は殆ど行われません)
小腸から来た内容物は最初は粥状です。大腸の運動により少しずつ先へ送られるに従い、その内容物に含まれる水分やナトリウム、カリウムなどの電解質は吸収され、ある程度の硬さを持つようになります。
大腸液(粘膜から分泌)は便を粘膜上皮と分離しやすいように滑らかにします。
腸内細菌は多く、それらが食物繊維を発酵させ分解します。その時に発生する栄養分は大腸の粘膜上皮細胞に利用されます。また、腸内細菌はビタミンKを作ります。
発酵途中にメタンや二酸化炭素が発生します。
便の大半は水分です。その他には剥がれ落ちた腸壁上皮細胞の残骸が約15〜20%、腸内細菌のタヒ骸が10〜15%、食べ物の残滓は約5%と僅かです。
通常、糞便は下行結腸、S状結腸に滞留しており、直腸には何もありません。
S状結腸より直腸に便が送られてくると、便意が起こります。
直腸の粘膜が皮膚と連なっている部分が肛門とよばれ、直腸粘膜と皮膚の境界には歯状線(ギザギザの線)があります。
肛門は肛門括約筋に囲まれていることによって排便の意識的な調節が可能となります。
細かい静脈が網目状に通っていることにより、座り仕事の方などは血管がうっ血して痔になりやすいです。