2006年4月8日付の健康産業流通新聞に掲載されました! |
キレない!
・・いや、キレる。
ニュースでは、またキレた若者が出ています(顔は出ていないが・・・)。
しかしキレているのは若者だけではありません。
最近は大人だってすぐキレます。
「キレる」 という言葉は約18年前に登場したとのことです。
それまでは 「キレる」 ことはあまりなかったようですが、最近はキレて
当たり前といった感じもします。
いったい何故こうなってしまったのか?
育て方が良くなかったのでしょうか?
どうもそうではなさそうです。
事件は約25年前にさかのぼりますが、とりあえず2300年くらい前?
から見ていきましょうか。
約2300年前の弥生時代、日本に米が伝わりました。
私達の主食の始まりです。
それから今日まで米は主食であり続けているのですが、米の食べ方が
最近変化してきています。
最近といっても江戸中期(約290年前)、それまで米といえば、玄米
(ヌカ付きの状態)だったのに、白米を食べるようになってきました。
次に戦後から昭和30年代までは酒瓶で米を突き、精米していました。
ここまでは未熟な精米技術であるためヌカは白米にひっついていました。
そして、ここ25年は精米技術の向上によって、ヌカ無し、白米100%
というオイシイお米になりました。
メデタシメデタシ・・・ ではなく、これが事件なんです!
白米は、デンプン100%。
カラダのエネルギーはデンプンからできるブドウ糖。
だったらイイじゃない!
確かにイイのですが、今現在食べることができなくなった
”ヌカ” にこそ、
脳やカラダに重要な成分が含まれているのです。
玄米全体で見ると、 白米が約90%、残りの約10%がヌカですが、
そのヌカの中に全体の90%のミネラル分が含まれているのです。
昔から、炊飯する時には、洗ったお米を約2〜3時間水につけておきます。
これは水を吸わせてフックラさせるという狙いもありますが、
実はそれ以上に重要な意味が隠されていたのです。
ヌカには、旨み成分のグルタミン酸が含まれています。
このヌカを水につけておくと、「デカルボキシラーゼ」
という酵素が働いて、グルタミン酸が
ギャバ(γ[ガンマ]-アミノ酪酸)へと徐々に変化していきます。
30分くらいでギャバの量がグルタミン酸より多くなり、4時間でピークを
迎えます。
※デカルボキシラーゼは、 ”お米” と ”お茶” にしか含まれていない酵素です。
これは無酸素状態において作用します。 ですから、水につけた時に反応が始まるのです。
ちなみに、無酸素状態で作られたお茶は 「ギャバロン茶」 と言います。
このギャバと、ヌカに含まれる ナイアシンや葉酸など、64種類の
豊富なミネラルの相乗効果によって、医薬品のギャバよりもはるか
に少量でアナタの頭とカラダに変化をもたらします。
医薬品のギャバは、化学合成品であり、100%ギャバです。
脳疾患の薬として利用されています。
このギャバと玄米からとれたギャバは同じ物ですが、医薬品では
1日当たり300r必要なところを、玄米から取れたギャバは様々
なミネラルを含むことによって1日当たり12rでよくなっています。
ギャバとは何なのか?
ギャバとは、神経伝達物質の一つです。
代表的な神経伝達物質と、その働きを見ていきます。
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ノルアドレナリン
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セロトニン
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ドーパミン
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ギャバ(γ-アミノ酪酸)
このような中、グルタミン酸は、ノルアドレナリン、セロトニン、
ドーパミンを刺激させます。
一方でギャバは、これらの興奮刺激が伝わらないように
神経細胞の興奮を抑える抑制性の神経伝達物質なのです。
つまり、グルタミン酸はアクセルの働きをし、
ギャバはブレーキの働きをするということです。
現在、このギャバが取れていないのです。
ブレーキのない車に乗ればキレた走りをするしかないように、
脳の神経伝達にブレーキがかからなければ当然キレてしまうのです。
そうして正に今、脳に関係して以下のような社会現象が進行しているのです。
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子供
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キレる
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我慢できない
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落ち着きがない
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ニュースに出る(モザイクあり)
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大人
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ストレス
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ウツ
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イライラ感
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自律神経失調
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ニュースに出る(モザイクなし)
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お年寄り
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認知症
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アルツハイマー
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どこかへ出て行ってしまう(手がかりなし)
いかがでしょうか?
実際にラットによる実験でも玄米から取れるギャバを食べた
場合には、迷路をたどるのがドンドン早くなります。
また、大阪大学における臨床試験においても、神経質、
イライラ、不眠、憂鬱、血管運動障害、全身倦怠、血圧調整
に有意な差が確認されています。
ギャバを増やす方法
この必要で重要なギャバを増やす方法をお教えします。
まず、脳内のギャバは寝ている間、しかもノンレム睡眠の時に
生成されます。
7時間睡眠で2回はノンレム睡眠が訪れるので7時間が有効です。
3回目のノンレム睡眠の到来は、はっきり言って寝すぎです。
早く起きてくださ〜い。
もう一つは、ギャバを多く含む食べ物を食べるということです。
しかも玄米で食べることが一番効率的なのです。
しかし、一度白米のオイシサ、柔らかさに慣れてしまった私達
には、玄米はキツすぎます。
しかも、完全無農薬の玄米でなければ、逆に危険と言わざるを
得ない中、良い玄米は玄米のくせに高いのです。
これを解決するのが 玄米ギャバの恵み なんです。
「玄米ギャバの恵み」は、完全無農薬有機栽培の美味しいお米、
「元氣米」で有名な長田農場(有限会社ライスクリエート)
で生産された、安心・安全の米ぬかを使用し、安全で美味しく、
食べやすいように加工しております。
1日 1.38g。ご飯のおともに
1日たったの1.38g(1袋)で、玄米の重要な成分が大量に取れます。
あとは美味しい白米を食べてください。
ギャバの量は大量
玄米ギャバの恵みに含まれるギャバの量は12r。
これは、発芽玄米お茶碗4杯分に相当します。
玄米ギャバの恵みは 安全・オイシイ
玄米の中には果皮といって、防御物質シスタチン(エグミ、毒)が
含まれているのですが、そこは使用せず、糊粉層と胚芽層を使用しています。
しかも、油を抜いているので、腐らなくて保存料が不要なうえ、
ヌカ特有の油の臭みがなくなり、キナコのようなオイシイ味がします。
また、ヨーグルトと混ぜるとさらに美味しくなります。
食物繊維も豊富
玄米から作っているだけに、食物繊維の量も豊富です。
約25%が食物繊維ですので、お腹にも良いのです。
頭脳労働者にはうってつけ
どんどん頭脳労働者が増えてきている現在、以前にも増して
ギャバは必要になってきています。
キレない!!
なによりもキレないことが大事です。
キレて良いことなんてありません。
しかし、キレた人はキレたくてキレた訳ではないことが分かって
いただけたかと思います。
物事を冷静に見渡せるだけで見える世界は変わってきますし、
人生がより良いものになると思いますので、次のような方には
是非一度試していただきたいと思います。
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玄米はちょっと苦手だという方に
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外食の多い方に
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なんとなくイライラする方に
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なかなか寝付けない方に
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最近怒りっぽくなってきた方に
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勉強に集中したい方に
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物忘れが多くなってきた方に
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深夜残業や長距離運転の時に
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