アクセス数アクセスカウンター

トップページ
更新・会社概要
ご 注 文 画 面
ご注文について
プライバシーポリシー
法律による表記
健康情報など
取扱商品一覧
お問い合わせ
パパナピ!

健康情報 ⇒  プラセボ効果とは?

 



Vol1.迷ったら買わない!! ←いきなり自爆発言!?


これは最も出費が少なくなる、カシコイお買い物方法です。


逆に、迷わなかったら買っちゃえ!!


これを何にでも当てはめると、あっと言う間に破産直前、

 「お金はないけど、物ならあるよ。」

・・・とても笑いながら言えるセリフではありません。

 

 



アホな話は置いといて、とにかく、「迷ったら買わない」のは、健康分野(健康食品・サプリメント・医薬品等)については、正解と言って良いでしょう。


なんで健康分野? と思われるかもしれませんが、それには理由があります。


極論すれば、


迷ったら効かない!!

迷わなかったら効いちゃう!? ←いいすぎです。。。


この不思議な現象は「プラセボ効果」 と言われ、医療・医薬品業界では非常に重要視されているものなのです。

※プラセボとは偽物の薬のこと。プラシーボとも呼ばれます。


厳密には、薬の効果を確かめるために「臨床試験」というものを行うのですが、そこで必要とされ、発生した言葉です。


例えば、同じ病気を患う●さんと■さんがいたとします。


効果を確かめたい薬と、見た目が一緒な偽物の薬を用意して、●さんには本物を、■さんには偽物を飲んでもらうのです。 もちろん、どちらも同じ本物の薬と偽ってです。


●さんと■さんは、自分は本物の薬を飲んでいると思い込んでいます。


すると何故か■さんは偽物の薬を飲んでいるにも関わらず、病気が良くなったりすることがあるのです。


この偽物の薬のことをプラセボと言って、プラセボを飲んで病気が良くなることをプラセボ効果と言うのです。


■さんよりも●さんの方が良く効くということを証明しなければ、薬が本当に効果があるとは言えないことになります。


このような薬の効果の確認方法を「臨床試験」といいます。


実際には、こんなに単純なやり方ではなく、さらに複雑な手法によって薬の効果を確かめます。


二重盲検試験と呼ばれるものです。


これは何なのかというと、

まず、ある薬について、それが必要な方と、関係のない方をごちゃまぜにして、グループを作ります。


そして本物の薬と偽物の薬を処方する段階で、処方される側(患者さん)だけではなく、処方する側(医師)も、どちらが本物か分からなくするというもの。


こうすることによって初めて、医師の、


「この人は偽物の薬だから症状が改善しないに違いない」


といった思いこみ(=プラセボ効果)や、


患者さんの、


「この薬は本物のハズだから私は良くなる」


といった思いこみ(=プラセボ効果)による偏りを排除することができるのです。


ここまで行って初めて、根拠(エビデンス)のある医薬品が誕生するのです。



なんでこんなに手の込んだことをやってるのか?


それはひとえに、


プラセボ効果はある!!


と、認められているからなんです。


あなどれません。


そして、冒頭で書いた、「迷ったら買わない!!」についても、絶対に効果がないわけではないにしろ、「これだっ!!」と思う物に比べると、たとえ対象が全く同じレベルであっても、マイナスのプラセボ効果とプラスのプラセボ効果の差が出てしまう可能性が高いため、正解と言えるのです。




実際脳まで影響するようです


ある研究で、鬱(うつ)病の患者さんに、「うつによく効く薬」と言って偽物の薬を飲んでもらい、脳の活動を調べてみたというものがあります。


すると、うつ病で損なわれていた脳の活動が、偽物の薬を飲むことによって、一部、回復することが分かったというのです。


つまり、偽物の薬を飲んで病気が良くなったように感じたのは、

「単なる気のせい」

ではなくて、

「実際に脳が変化して良くなったから」、

ということになります。




だけど強烈ではないんです


しかし、いくら効果アリといっても、偽物の薬を飲んだ時の効果は、本物の「抗うつ薬」を飲んだ場合の効果と比べると、随分と見劣りしてしまうようです。


やはり本物の薬を飲んだ場合には、本物の薬でしか得ることのできない脳の活動の変化が見られます。


プラセボの効果は確かに大きいのですが、効果は一時的で、すぐにまた悪くなってしまうことも多いようです。


効果を長続きさせたり、再発を予防するという点では、本物の薬でしか得られない部分と言えるでしょう。




上手に利用しよう!!


このように見てきますと、医薬品だけではなく、健康食品・サプリメントについても、

「良い健康食品・サプリメントを選ぶ」 ということも重要ですが、

同時に、

 「上手にプラセボ効果を利用する」、

ということが、素敵な薬屋さん・健康食品屋さんになるための条件と言えるでしょう。


すなわち、内容の良い健康食品を提供しつつ、

 「絶対良くなる、治らなきゃおかしい!!」

と思っていただけるような職人的な技を併せ持つ、ということになるでしょうか。 ←ムズカシ〜


また、健康食品・サプリメント、または医薬品をお買い求めになられる場合も考えてみると、説明をしっかりと聞いて、充分に納得し、それからご利用になられた方が、プラセボ効果も大きくなることが期待できるというものです。



そうは言っても、一番重要なのはやっぱり中身。


噂やTVなどに惑わされないように、健康知識を向上しましょう!!


ご自分の知識こそが、プラセボ効果を発生させる一番の源となり、また一歩健康に近づけるのではないかと思います。



 

Vol2.

ついでに「ハロー効果」も!


ハロー(後光)効果とは、良くも悪くも、ある人物(もしくは物)について、何か特定の飛び抜けた特長が印象に残った時に、関係のない他の分野についても同様な先入観を持って見てしまうという恐ろしい効果のことを言うようです。


 例えば、こんな感じです。


健康産業にはキーマンが大勢おります。


みなさん眩しい位に後光がさしております。


この業界ではハロー効果があると、当然プラセボ効果も付いてきちゃいます。


テレビCMなどは、正にその点を狙い撃ちしていると言えるでしょう。


イメージの良い方が多いですよね。


しかし、その方はCMに出演する前から、その商品を使ってたのでしょうか? 新商品なら無理ですよね。


一度、その出演者と、あなたのお家のお隣さんが入れ替わったようにイメージをしながらテレビや雑誌を眺めてみると、冷静な判断ができるのではないでしょうか。

 

Vol3.薬以外のプラセボ[2012/7]


音楽などは、ケーブルを変えただけで音が良くなったり悪くなったりと、それほど変わるはずも無いのかもしれないけれど超高額なケーブルが売られていたりするところを見ると非常に重要な問題と言えるのでしょう。アンプやスピーカーもピンからキリまで、性能差がどの程度あるのかは知りませんが、その価格差には驚かされます。車買えるやん・・・


で、お金を出す以上、それがたとえ廉価なケーブルであったとしても、少しはプラセボ効果が加味されるのだと思います。


ここでの思い込みは、薬などと違って、「音」に対するものですので、鼓膜がどのように反応するかというのではなくて、全ては「脳」がその良し悪しを判断することになります。脳がエフェクターとして働いてしまうので、実際にどのような音が出ているかということだけで判断できませんよね。

 

最終処分場が脳ですので、この場合のプラセボが効いた音は正に現実そのものと言うことができます。同じ音楽でも人によって全く違うように聞こえており、そうなると他人が「この音楽が良い」とか、「このシステムが良い」などと言ったところで、それは確かなものではないということになります。


しかしながら、「確かなものでは無い」けれど、おおよその目安となるので、こういった情報は無いより有った方が、手っ取り早く音楽を楽しむためには良いのだろうと思います。もちろん、プラセボの効いた情報ばかり(そんなこともないかな・・・?)ですから、その情報を鵜呑みにばかりしていますと、予想していたのと違うと感じる場合もあるでしょう。まぁ、いくら散財したところで健康に害を及ぼすわけじゃないので 大問題になることはないのでしょう。


一方、薬や健康食品におけるプラセボは、最終処分場は「脳」ではなくて「患部」ですので、いくら脳が「効く!」と信じていても、常に薬や健康食品が本来持っている性能を大幅に上回るようなことは無いと言えます。極稀にある程度でしょう。


ですから、自分に凄く合っている健康食品があったとしても、手放しに他人に勧めてしまうのは考えものです。

場合によっては、信じることだけが先行して、本来とらなければならない処置をしない場合もあり、良かれと思ってやったことが結果として他人の健康を害してしまう ケースが実際にあるということを知っておくと良いでしょう。


ともかく、人の健康に関することについて、「絶対」とか「99%」とか言って断言することだけは避けなければなりません。

「この健康食品、もしかしたら良いかもね」くらいで私レベル、昔から激しく売上を伸ばすのが素人さんばかりなのは綱渡り販売のなせる技、地道系真面目メーカーはそういうのに関わりたくないから、場に出てくる製品は三流以下の物ばかりというのは悲しい現実。

 

個人的には、健康を害さない程度であれば色々と試してみるのもアリだろうと考えているのだけれど、三流品を扱う方ほどセミナーや会報誌などでお客さんを繋ぎ止めておくことに余念がないという、まぁ、当店のように、たまにもメルマガを送らないのでは話にならないでしょうが、しばらくある物を継続されておられた方が健康を自覚し、その後健康の心配をしなくてもよい生活(私の思う健康的な状態)が送れるようになった時、それこそ健康食品などは必要ない場合が多いだろうし、メルマガなんて邪魔なだけだろうと、そう思ってしまうのです。

 


<< 健康情報目次へ戻る


(C)山本健康堂 2005-2024