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目薬は、目のかゆみや結膜充血、眼病予防、結膜炎など、多くの目の不快な症状を楽にしてくれる強い味方。
持ち運びも楽で、スーっとしてすぐに楽になります。
この目薬がいつまで使えるのか? というお話です。
※下の方に、目薬の正しい使い方(差し方など)、その他医薬品の期限についても記載。
目薬の外箱には 「使用期限」 が書いてあります。
よく売れているドラッグストアでは購入から3年後くらいでしょうか。
「なんて長持ちするんだ・・・」
なんて思われても仕方がないのですが、これは 「フタを開けていない場合の使用期限」 であって、フタを開けてしまったら突然安全な期間が短縮されてしまいます。
(まぁ、使用期限がとっくに切れてはいるものの、どうにかならないものかってことで、このページに辿り着いた方については、この先いくら読み進めても何も解決しないというか何というか・・・)
では、フタを開けてからどのくらいは大丈夫なのか?
という問題になってきます。
これは決まっているわけではないのですが、大体目安として、1ヶ月くらいと極端に短いのです。 医療用、市販薬ともにそのように捉えていただいた方が無難です。
しかし、1ヶ月で目薬1本を使いきる方ならともかく、一時的な目の不快感を解消するために使われた方にとっては、1本使いきるなんてことは少なく、「また次に目の調子が悪くなったら・・・」 と、タンスにしまわれてしまう場合も・・・
これは危険だからやめていただきたいのです。
なぜ目安が1ヶ月くらいと短いのか? というと、フタを開けたとたんに、目薬の汚染が始まってしまうからなのです。 防腐剤が入っていても、です。
まず、空気中に漂(ただよ)う微生物による汚染が考えられます。
そして、容器の先が、まぶたやまつ毛に接触することによる汚染。
使用上の注意には、
「まぶた、まつ毛に触れないようにしてください。」
と書いてありますが、誰も好きでそんなことしないと思います。
しかし、それでも触れてしまう場合だってあるのです。
容器の中にそんなに簡単に微生物などが入っていくのか?
と疑問に思われるかもしれませんが、目薬の容器は点眼しやすいようにと手で押したらその圧力により内容物が押し出されるようになっています。
別の見方をすれば、その圧力を解放したとたんに容器の中に外の空気が入ってくるということです。
その時に微生物が入ってきたり、または、それまでは触れていなかったまつ毛なども容器に吸い込まれて触れてしまう可能性が高いということなのです。
このことを推し進めて考えてみますと、たとえ家族であっても目薬を共有することは危険であることが分かります。
家族みんなが同じ目の病気になるなど、笑えないことにもなりかねません。
目薬の容器の中に何かが浮かんでいたり、濁っていたら既にアウト!! 捨てちゃってください。
あとは、昔から言われております 「冷蔵庫で保管する」 ということも有効です。 そもそもが冷暗所で保管することが求められておりますので、やはり冷蔵庫の中が適しています。 医療用の目薬では市販薬よりも更に細かく温度指定がされている場合もあるのですが、いずれにしましても冷蔵庫の中は良好な環境と言えます。 最近流行りの「真空チルド」なんて更に良いかもしれませんね。 一方で、凍らせてしまってはいけませんので、冷凍庫は避けてください。
夏場や冬場などでは特に室温の変化が激しくなります(1℃以下〜30℃超)ので、冷蔵庫で保管された方が安定して劣化を防ぐことはできるでしょう。 ただしそれでも、上でお示ししたように、使用期限に関わらず開封した目薬の1か月を超えた使用は危険が伴いますので、該当する目薬は廃棄して、新しい目薬を使用されることをお勧めします。
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それにしても、
「私は2ヶ月に1回くらいは目薬を使いたくなるんだけど・・・」
と言われる方はどうすれば良いのか?
毎回ちょっとだけ使って捨てていたらもったいないですよね。
ここでオススメなのが、1回使い切りタイプの目薬。
もちろん、症状に合っている目薬を選ぶことは大前提であり、あまり種類のないこのタイプでは、あなたに適していない可能性もありますが、もし適していれば、かなりオトクと言えるのではないでしょうか。
特に、結膜炎にかかりやすい方などはこのタイプの目薬をお家に置いておくと安心できるのでは、と思います。
また、このタイプの目薬は使いきりという性格上、防腐剤を入れる必要もありませんので、目に優しい目薬と言えます。 (防腐剤が入っていない ⇒このタイプの目薬を時間を空けて使用することは絶対に避けてください。)
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目薬の正しい使い方は意外に知られていません。
上でも書いたように、点眼時に感染性の微生物に汚染されてしまうことをできるだけ防ぐ他にも、目薬の効果を最大限発揮させつつ、安全性を考慮した「目薬の使い方」 があります。
どれだけ正しく目薬をさしたとしても、効果の面で見ますと、やはり目薬の成分がアナタに合っているかどうかが一番重要になります。
ドライアイ(目の乾燥)、視神経の疲れ、花粉症、ものもらいなどの種類があるだけでなく、それぞれの目薬は違う成分が使われていたり、または同じだけれども成分の含有量が違っています。
パッケージに 「目の疲れに!!」 などと、強調して書いてある製品が良いというわけでもなく、また、有名品(CM品)だから良く効くというわけでもありませんので、面倒でも店員さんに症状を説明して、あなたに合った目薬を選んでもらうことをお勧めします。←効果は高いけれど、ついでに価格も高い目薬を勧められる可能性大なのが難点!! どうしても良い目薬は高級成分を使っていて高いです。。。
目薬の色はカラフルです。
その色は、大体がビタミンの色そのものなのです。
ビタミンB2(FAD←活性型)が入っていると黄色になります。
ビタミンB12が入っていると赤色です。
上の二つが混ざっているとオレンジ色になります。
どちらも洋服に付くと落ちにくいです。
他にも、容器自体に色を付けることによって、カラフルに見せている場合もあります。
子供用と大人用、特に成分の違いはありませんが、大人用の目薬は、スッキリした感じを出すために、メントール、カンフルなどの清涼剤が入ったものがほとんどです。
小さな子どもにとっては、「ス〜ッ」 となるのを通り越して、「痛い!!」 と感じるほどに刺激か強すぎるので、「子ども用」 と表示されたものを選ぶほうがいいでしょう。
中には、「プラノプラフェン」 という炎症が起こる原因物質を抑える成分が使われている場合があります。
花粉症による炎症や、目のチクチク感やコロコロ感、なみだ目にも効果を現す優れものです。(マイティア アイテクト、ロートクリア←2006年発売)
医療用点眼薬(二フラン)の濃度が半分で効果は殆ど同じです。
この成分は、病院においては長い実績があるのですが、小児への臨床結果がないために、7歳未満の小児への使用は禁止されています。 妊娠・授乳期についても同様に禁止、なお、ラットでは受胎異常。
しかし、他にも、抗アレルギー剤などが含まれていて、一般の目薬(疲れ目用など)とは違う目薬を使う場合に考えなければならないことは、
「小さい子供が、自分の目の症状を親にしっかりと訴えることができているのか?」 ということです。
原因が何なのかを判断することは、非常に重要なことで、目薬が効くかどうかの分岐点にもなります。
ですから、それがアレルギー性のものかどうか判断に迷う場合などは、眼科医などの受診をオススメします。
目薬と同様に瓶に入った錠剤タイプも、フタを開けたとたんに劣化していきますので、「箱に書いてある使用期限」+「いつフタを開けたか」 を考慮する必要があります。
これも決まりはないのですが、風邪薬などは大体6ヶ月程度を目安にしておけば良いと考えられています。
やたらと沢山入っている物の方が単価は安いから、少ししか入っていない物を購入すると経済的ではないですけど・・・。
「あまったら次回のためにとって置きたいっ!! 」
とおっしゃるのであれば、やはり顆粒などの分包タイプがオススメです。
持ちが良いだけでなく、結構美味しい(?)し、大手メーカーの物であれば 同じ成分の錠剤タイプと比較すると 「効き始め」 と 「効き」 がはるかにUP↑
どうしてもダメならカプセルでも。←よくノドに引っかかる方はNG!
あと、瓶の中に入っているビニールは、運搬時の振動による瓶の破損を防ぐための物ですから、開封後は捨ててしまってください(ビニールに1錠か2錠ひっついている場合もあるので良く見てから)。
このビニールは役に立たないだけでなく、出して入れてとやっていると薬の劣化が進んでしまいます。
シップを外気にさらしておくと、シップに含まれる水分が蒸発してカラカラになってしまうために、袋を折り返すか、チャック付き袋で封をしておくことが必要です。
エスエス製薬から発売されているシップ-商品名:インサイドテープ(インドメタシン3.75%配合、指定医薬品←「薬理作用、品質などの面から取り扱いに高度な薬学的な知識を必要とすると考えられ、薬剤師以外が扱うと保険衛生上の危害を生じる恐れがある医薬品
で、厚生労働大臣により指定されている医薬品)は、水分を一切使用していないので、保管時に折り返す必要はありません。
シップの使用期限は、外箱の他に保存用の袋にも記載されています。
外箱を捨ててしまった上に、保存用の袋をカバンに放り込んでおくなどして雑に扱ってしまうと、使用期限を書いてあるインクが取れてしまい、いつまで使えるのかが分からなくなってしまうので、丁寧に扱ったほうが良いです。←体験者は語る (爆)