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2009/6/11
例えば、医薬品のアリナミンEXプラスに含まれている主成分フルスルチアミン(ビタミンB1誘導体)と、類似品に含まれるフルスルチアミンは、全く同じ物。
メーカーが違うことによる違いといえば、錠剤化技術など成分以外のこと。
甲乙付ける判断材料は普通はありません。
メーカーの歴史くらいでしょうか。
しかし、食品などは呼称が同じでも全く違うものになります。
その一つ、「大豆加工食品」
醤油、豆腐、味噌、納豆
同じ大豆からできていても仕上がりは随分違います。
当店では、パパイヤ発酵食品を扱っていますが、これまた他の「発酵食品」とは違うものです。
また、ただのパパイヤとも違うし、パパイヤ酵素(パパイン)とも違います。
しかも、メインとなるのは実はパパイヤではなく、そこに使われている酵母菌類など。
触媒に使われているパパイヤがもし別の植物であっても、ある程度は同じように働きますし、中にはパパイヤ以上に高い抗酸化力を示す植物も存在します。
発酵食品と聞くと、
ヨーグルトを食べてればいいじゃん!!
と言いたくなる気持ちは分かりますが、それを言ったらパンだってよくなります。
ヨーグルトとパパイヤ発酵食品は全くの別物なのです。
また、近年はパパイヤ発酵食品の種類が増えてきました。
それぞれに使われている酵母菌類が若干違うので、こちらは「豆腐にもいろいろ種類がある」というような感じでしょうか。
※発酵とは、酵母などの微生物が有機物からエネルギーを得ると同時にその有機物に電子を渡します。パパイヤ発酵食品の場合、この電子が有用なのでしょうか? 詳しくは分かっていません。